シルクスクリーンプリントには油性と水性がありますが、どちらも通常のプリントTシャツのように洗濯することが可能です。水性インクの場合、洗濯すると少し色褪せたように感じますが、これはTシャツの表面が毛羽立ったためで色落ちではありません。Tシャツやプリントのダメージを減らす方法として、洗濯ネットの活用をおすすめいたします。裏返してからネットに入れれば、他の洗濯物との摩擦が少なくなるためプリント面を綺麗に保つことができます。ドライクリーニングは、プリントが剥げる原因になるため避けてください。同様の理由からタンブラー乾燥機の利用もおすすめできません。また、よほどの汚れでない限り、漂白剤の使用も控えたほうが無難です。

プリントを入れたオリジナルTシャツを、早く乾かそうと日光に当てる方も多いと思います。しかし、直射日光はTシャツやオリジナルウェアの日焼け・色褪せに繋がるため、なるべく風通しの良い場所で陰干しするようにしましょう。その際、ハンガーよりも竿に二つ折りにする干し方がおすすめです。シルクスクリーンプリントは濡れた状態だとくっつきやすい性質があるため、脱水後は素早く干してください。

オリジナルTシャツやオリジナルポロシャツを畳んで保管する場合は、なるべくプリント面を合わせないように注意しましょう。特に衣替えなどで長期保管する際にプリント面同士を合わせて保管してしまうと、くっついたり剥がれたりすることがあります。プラスチックの衣装ケースに入れて保管する際なども、プリント面がケースにつかないよう紙を挟んでおくと安心です。プリント面がくっついてしまった時は、ぬるま湯に入れてゆっくり剥がしましょう。

シルクスクリーンプリントだからと神経質になる必要はありませんが、せっかく作ったオリジナルTシャツを長く着続けるためには、こちらで紹介した洗濯方法や保管方法をぜひお試しください。